忘れ物が多い子供は小児矯正に不向き?3つの対処法でキレイな歯並びに!

「忘れ物が多い子供が小児矯正を成功させるための対処法について、ポイントは習慣化であり、忘れ物が多い子供でも適切なトレーニングと習慣化によって矯正治療を続けることが可能です」

みなさん、こんにちは!

東京都大田区田園調布にある小児歯科・矯正歯科専門の歯科医院「abc dental」の院長です。

いつもブログとInstagram(@abcdental11を見ていただいてありがとうございます。

今回のテーマは、「忘れ物が多い子供は小児矯正に不向き?」というテーマで詳しく解説していきます。

忘れっぽい性格のお子様の場合、小児矯正を始めても、矯正装置を付けるのを忘れてしまったり、面倒になって途中で挫折してしまうかも…と一歩踏み出せない親御様は多いようです。

結論から申し上げると、忘れ物が多いお子様の場合、3つの対処法を実践することで、矯正をきちんと続けることができますので、最終的にキレイな歯並びに整えることができます。

では、早速みていきましょう。

小児矯正のご相談は、大田区田園調布にある小児歯科・矯正歯科専門「abc dental」までどうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。

▽先読み!この記事で分かること

・忘れ物が多い子供でもトレーニング次第で小児矯正を続けられる

・小児矯正は習慣化が大切なポイント

・忘れ物が多い子供が矯正を成功させる3つの対処法

ご質問:忘れ物が多い子供は小児矯正に不向き?

小学校1年生の親御様からご質問をいただきました。

うちの子供は学校でも家庭でも忘れ物が多いです。先生に言われたことを忘れてしまったり、大事な持ち物を忘れてしまったり、他の子供よりも忘れっぽい性格です

小児矯正はこまめに矯正器具を装着する必要があると知って、うちの子のような忘れっぽい子供には矯正は向いていないのでは…と考えてしまい、矯正を始められずにいます。

忘れっぽい性格の子供でも小児矯正は上手くいきますか?小児矯正に向いている子と向いていない子っていうのはありますでしょうか。アドバイスをお願いいたします。

回答:小児矯正は性格よりも習慣化が大事!トレーニング次第

やんちゃ盛りなお子様は、大事なことをすぐに忘れてしまうことが多く、矯正を始めても上手くいかないかな…と一歩踏み出せないケースはよくあります。

実際に、小児矯正ではマウスピースや拡大床といった取り外し可能なタイプの矯正装置を使用して矯正治療をするケースが多いです。一度の痛みに耐えられることではなく、『毎日コツコツと長期間やる持続力』が大事なポイントになります。

きちんと歯を動かして正しく治療計画を進めるためには、お子様が毎日忘れずにお口に矯正装置を付けて、決められた装着時間を守る必要があります。

しかし、お子様が矯正装置を付けるのを忘れてしまったり、面倒になってイイや!と無視してしまうと、当然ながら治療計画に支障をきたして矯正治療は上手くいかない結果となります。

忘れ物が多い子供によくあるパターン

テレビやゲームに夢中になって矯正装置を付け忘れる

両親に矯正装置を付けなさい!と指摘されてイヤになる

付けたり外したり面倒になり、どうでもよくなってくる

このように、普段から「忘れ物が多い子」は矯正装置を付け忘れる可能性も高いです。

そこで、小児矯正を成功させるために『習慣化のトレーニング』が必要となってきます。

そもそもお子様が何かと忘れ物が多いのは『性格』というよりも、『コツコツと続ける習慣化』が身についていないことが原因です。

例えば、食事の後には歯を磨く、靴を脱いだら真っ直ぐに揃える、家に帰ったら手洗いとうがいをする、といった行動は毎日繰り返すことで、無意識に体が動き、日常の一部になります。

歯磨きが習慣化しているお子様は食後に席を立ち上がると、無意識に洗面所に行ってブラッシングをします。親御様が「歯を磨きなさ〜い!」と言わなくても勝手にやっているのです。

それと同様に、小児矯正も『コツコツと続ける習慣化』が大事になりますので、忘れっぽいお子様は特に習慣化を身につけるトレーニングが必要になります。

忘れ物が多い子供の小児矯正は『習慣化トレーニング』が必要

日頃から忘れ物が多いお子様の場合、あらゆることの習慣化が身に付いていない可能性があります。両親に言われないと気が付かないため、段々と指摘されることに嫌になってしまうのです。

親に指摘される→「あ〜、矯正装置を付けなきゃな…」→「面倒くさいな…」

先程も述べたように、小児矯正は1日の間に何度も矯正装置を付けたり外したりといった行動を取る必要があるため、習慣化が身についていないお子様の場合は面倒に感じてしまいます。

そこで、誰かに言われなくても自分でスッと行動できるように、『習慣化トレーニング』で行動パターンを身につけることで、自然と無意識に物事を続けられるようになるのです。

矯正装置を付けることは決して難しいことではありません。痛みや違和感は初日以外はほとんど感じませんので、一度習慣化できれば、その後の矯正治療はスムーズに進みます。

小児矯正を成功させるコツ!忘れ物が多いお子様へ3つの対処法


ここからは、忘れ物が多いお子様が矯正装置を付ける習慣化に役立つ『3つの対処法』をご紹介しましょう。

①スマホのリマインダー(アラーム)機能を使う

マウスピースや拡大床といった矯正装置は装着時間をしっかりと守ることが大事なポイント。

食事と歯磨きしている時間以外は、ほとんどが装着時間になりますので、スマートフォンのリマインダー(もしくはアラーム)機能を設定しておくと、忘れ防止に役立ちます

お子様が食事が終わってゲームを始めても、スマホのアラームが鳴ったら、すぐに歯磨きをして矯正装置を付ける、という流れを身につければ、付け忘れることもなくなります。

スマホのリマインダー(アラーム)機能を使うことで、起床、食事、歯磨き、寝るタイミングも決まりますので、規則正しい生活になるのもメリットです。

②外出時や旅行時の装置紛失に注意

長時間外出する時や旅行へ行くときはマウスピースや拡大床自体を忘れてしまうケースもあります。

1日付け忘れた場合、0.036mm程度のズレが生じますが、数日間になると治療計画が大幅に遅れてしまうため、外出時の取り外し式装置の仕様には十分に気をつける必要があります。

また、マウスピースや拡大床は破損しないように専用のケースに入れて持ち歩くようにして下さい。

③親子で一緒にマウスピースや拡大床をクリーニングする

お子様が小児矯正をする意味、歯並びの大切さがよく理解できていないために、段々と矯正装置を付けるのが面倒になって付け忘れてしまう、というパターンもよくあります。

そこで、親子で仲良くマウスピースや拡大床を洗い、クリーニングする方法をおすすめします。ご両親はマウスピースや拡大床を洗いながら、キレイな歯並びになるお話をしてあげても良いでしょう。

マウスピースや拡大床は長時間、お口の中に入れる装置ですから、一緒にお掃除することでお子様は矯正する意味を理解して、マウスピースや拡大床に愛着が生まれることもあります。

マウスピースや拡大床を洗浄するときは、まずは軟らかい歯ブラシを使って外側と内面を力を入れずに優しく磨いてください。最後に水・ぬるま湯で洗い流します。

矯正装置の付け忘れの許容範囲は何日まで?

小児矯正に使用する矯正装置によって、毎日少しずつ歯が移動していますので、治療期間中は1日でも付け忘れることがないように気をつけていただきたいです。

お子様がマウスピースや拡大床装着の習慣化が身についてきて、たった1日だけ付け忘れた日があった場合は、治療計画が大きく影響することはありません。

しかし、付け忘れて期間が1週間以上になると、治療計画に遅れが生じて、せっかく動いた歯が元の位置に戻る「後戻り」するリスクが生じます。

長期間マウスピースや拡大床を付け忘れてしまうと、後戻りが進むと予定していた歯並びとは大きく異なる状態になりますので、装着しても合わずに痛みが出ることがあります。

マウスピースや拡大床を長期間付け忘れてしまった場合は、治療計画の修正が必要なケースがありますので、担当医に付け忘れてしまったことを話して相談するようにしてください。

どうしても子供が装着時間を守れない場合は?

小児矯正に使用する床矯正装置は1日14時間以上の装着で顎が広がる効果が期待できます。
(マウスピース系であれば30分〜120分、床矯正装置であれば10〜20時間)

お子様が学校から帰宅後、食事とお風呂に入っている時間以外の長い時間装着することになります。寝ている時も装着しなければなりませんので、お子様によっては床矯正装置を嫌がってしまうケースも…。

その場合は、固定されているワイヤー矯正をする選択肢があります。ワイヤー矯正はある程度、永久歯が生えそろってから行います。

ワイヤー装置が付いているとブラッシングが大変になりますが、こまめな歯ブラシを習慣化して虫歯を予防することが大事です。

「マウスピース矯正や床矯正装置などの小児矯正」は矯正装置を付ける習慣化が大事になり、ワイヤー矯正は固定タイプなので付け忘れることはありませんが、ブラッシングの習慣化が大事になってきます。

「マウスピース矯正や床矯正装置などの小児矯正」と「ワイヤー矯正」はどちらが優れているというものでなく、それぞれ特徴が異なり、メリットとデメリットがありますので、担当医とよく相談してから決めましょう

独自の効率メソッドで習慣化トレーニング!田園調布の小児矯正専門abcdentalへ

子供の頃から、勉強やスポーツ、習い事など何かしらの習慣化を身につけておくことは、成人になってからも「諦めない、粘り強い人間」になる土台作りになります。

今は忘れっぽい性格が目立っていても、少しずつ習慣化することで、新しいことを始める時にすんなりと習慣化できるようになり、大人になった時にプラスの影響となるはずです。

田園調布の小児矯正専門abcdentalでは効率の良いメソッドを実践する『習慣化トレーニング』の指導を致しております。毎月200人以上のお子様がその効果を実感されています。

当院の『習慣化トレーニング』は矯正装置の付け忘れを予防するだけでなく、親子の家庭でのやり取り等をお聞きしながらご家庭での習慣化にお役立ていただける独自のメソッドです。

小児矯正についてご質問がある方、ご家庭での習慣化にお悩みの場合は、ぜひ一度ご相談いただければと思います。

まとめ

忘れ物が多いお子様は矯正装置を付けることを日常の習慣にして、当たり前の行動パターンに組み入れることで、清潔感のあるキレイな歯並びを手に入れることができます

小児矯正についてお悩みやご質問がございましたら、大田区田園調布にある小児歯科・矯正歯科専門の歯科医院「abc dental」までお気軽にお問い合わせ下さい。

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