2020年1月に始まった、新型コロナウイルス感染症の流行。
いまだにその流行は衰えていません。
新しい日常生活の1つ、マスク生活も長くなってきました。
マスク生活が長くなるにつれて、歯並びが悪くなるお子さんが増えています。
なぜ、マスク生活が長くなると、歯並びが悪くなるのでしょうか?
わかりやすく解説していきます。
■マスクが歯並びに与える影響
マスクをしていると、口呼吸になりやすくなります。
普段は上あごに舌がくっついていますが、口呼吸になると、舌の位置が下がってしまいます。
その結果、口のまわりの筋肉のバランスが崩れ、歯並びが悪くなってしまうのです。
お子さん自身も、人に見られている緊張感がありませんので、どうしても楽な口呼吸になってしまいますよね。
悲しいことに、マスク生活では会話だけでなく、表情豊かにコミュニケーションをとることも減ってしまいました。
大人のみなさんも、コロナ前のように人前で大きな声で話したり、笑ったり、悲しんだりということも減っているでしょう。
子どもたちも同様です。
コロナ前よりも、表情筋を使う機会は減り、お子さんの顔まわりの筋肉の発達に影響をあたえています。
歯並びは日常の習慣だけでなく、お顔のさまざまな筋肉の影響も受けています。
マスク生活がお口に与える影響は、意外と大きいのです。
■マスクをしていると歯並びの変化に気づきにくい
以前であれば、ご家族や保育園・幼稚園・学校の先生が、口ぽかんや舌の悪い癖に早い段階で気づくことができました。
しかし、マスクをしていると、口元の様子や舌の動きを見ることができません。
日本人の子どもを対象とした全国的な調査では、コロナ前は日本人の子どもの30.7%がお口ぽかんであるということがわかっています。
コロナ後の現在は、もっと多くなっているのではないかと、全国の歯科医師は危惧しています。
■お口のチェックは abcdentalの定期受診がおすすめ
マスクを着けているからといって、すべてのお子さんの歯並びやお口の状態が悪くなるわけではありません。
だた、以前よりもお口ぽかんや、歯並びが悪くなるリスクが高くなっているのも事実です。
お口の変化は、毎日見ているご家族では気づきにくいものです。
小児専門の歯科医院abcdentalは、お子さんの歯並びを定期的にチェックし、生活スタイルに合わせた指導をおこなっています。
マスク生活の歯並びが気になる方は、ぜひ一度、abcdentalへご相談ください。
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参考資料
1)子どもの“お口ぽかん”の有病率を明らかに -全国疫学調査からみえた現代の新たな疾病-新潟大学 https://www.niigata-u.ac.jp/wp-content/uploads/2021/02/rs210217.pdf