「指しゃぶりがなかなかやめられないけど、大丈夫ですか?」
「指しゃぶりは歯並びに影響がでますか?」
日常的な指しゃぶりの影響を、不安に思ったご家族からの相談をよく聞きます。
指しゃぶりは、歯にどのような影響を与えるのでしょうか。
何歳までにやめれば、大丈夫なのでしょうか?
わかりやすく解説していきます。
Contents
■指しゃぶりで歯並びが悪くなる理由
指をくわえることで、上の前歯は前に引っ張られるような形になります。
同時に、下の前歯は後ろに押されるような力が加わります。
歯に隙間があいたり、歯並びがずれてしまう原因になるのです。
指しゃぶりをしているお子さんは、大人が思っているよりも強い力で指を吸っています。
長い時間、強い力で指を吸っていると、歯並びだけでなく、あごや顔の形にも影響を与えてしまうのです。
■0~3歳までの指しゃぶりは歯への影響が少ない
指しゃぶりは、お母さんの胎内にいるころからしているって、知っていましたか?
妊娠14週ころから口に手を持っていき、24週には指を吸う動きをしています。
1歳くらいまでのお子さんは成長のために、必要な行動です。
1歳を過ぎてくると、昼間の指しゃぶりは減り、眠いときや退屈なとき、不安な時に見られるようになります。
常に、指しゃぶりをしているのでなければ、心配する必要はありません。
0~3歳までの小さなお子さんの指しゃぶりは、成長・発達に欠かせません。
特に、口の周りの成長や心の安定に必要ですので、無理にやめさせなくても良いでしょう。
■4歳過ぎの指しゃぶりは歯並びへの影響が心配
3歳検診の頃には、10~20%のお子さんが指しゃぶりをしています。
けれども、4歳を過ぎると多くのお子さんが指しゃぶりを卒業しています1)。
大きくなってからの指しゃぶりは、より力も強くなり、歯並びやかみ合わせ、発音や飲み込み、口元やあごへの影響を与えやすくなります。
そのため、4歳の誕生日ころを目安に、指しゃぶりが卒業できるのを1つの目標にしたいですね。
■心配なときは、abcdentalにご相談ください!
「指しゃぶりが原因で、歯並びが悪くなっていないか心配」
「このまま指しゃぶりを続けていると、歯並びが悪くなってしまわないだろうか……」
お子さんが指しゃぶりをする様子を見ていて、不安に思われることもあるでしょう。
指しゃぶりがお子さんの歯並びや、顔まわりの発達に影響を与えているかは、ご家族だけでは判断が難しいのも事実です。
ごくまれにですが、早めに指しゃぶりを卒業したほうがいいお子さんがいます。
歯科医師や小児科医の正しい指導のもとで、早い時期に指しゃぶりを卒業することで、歯並びやあご・顔まわりの成長への影響だけでなく、心への影響も最小限にすることができるのです。
小児専門の歯科医院abcdentalは、指しゃぶりに悩むお子さん・ご家族のサポートに力を入れています。
お子さん一人ひとりの個性や、生活スタイルに合わせた指導をおこなっています。
お子さんの指しゃぶりに悩んでいる方は、ぜひ一度、abcdentalへご相談ください。
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<参考文献>
1)指しゃぶりについての考え方 小児科と小児歯科の保健検討委員会 小児保険研究 第65巻 第3号,2006(513~515)