小児矯正ブログ(院長ブログ)

受け口(反対咬合)の治療は何歳からがベスト?

質問がありました

3歳の子供が受け口(反対咬合)なので、小児矯正でそれを治したいと考えています
ただ、知り合いから聞いたのですが、子供の時に治しても、大人になったら戻ってしまい、
再度、大人になってから治療となってしまうので
矯正するなら、大人になってからがいいよ
と言われて混乱しております
受け口(反対咬合)の治療は、子供の時に小児矯正すべきでしょうか?
それとも、友人のアドバイスに従って、大人になってからの方が良いのでしょうか?
もし、可能であれば、ご意見いただけると助かります


こんな質問をいただきました

結論

結論からいきますと、

受け口(反対咬合)などの、
顎の前後バランスに関する不正咬合系は
なるべく、低年齢から治した方が良いです
というより、本当の意味では低年齢からしか治すことができません

とはいえ、

ご友人の、大人になってから戻ってしまう、
厳密には戻っているわけではないのですが、
こういった現象も確かにあります

今回は

今回は、それも含めて、ベストな開始年齢について、
まとめていきたいと思います

解説&理由

受け口(反対咬合)は低年齢から治療開始すべき理由

まず、顎の成長方向が「不正」で起きる問題なので
原因から根本からきちっと治したければ、
まだ、顎が成長している時に、
成長の方向を正しい方向に向けてやって治すのが
正しい治し方となります
成長が終わってから、つまり大人になってから治すというのは
歯を抜いたり、顎を切ったりして、
つじつまを合わせるように治す感じになります
それがダメというわけではないですが、
より自然な形で治してあげたいのであれば、小児矯正の方が良いと思われます

小児矯正しても、顎が戻る?

確かに、受け口(反対咬合)においては
小児矯正をしたけれど、成人矯正が必要になったというケースはあります
開始年齢が遅いほど、その傾向にありますが、
最も大きな理由としましては
下顎が最も成長する時期が中高生の時に来ます
その時に、下顎がグッと成長してしまい、再度、受け口(反対咬合)になってしまう
というのが主な理由かと思われます

とはいえ

もしも、小児矯正をしていなかったら
中高生の時に、もっと顎が出ているということにはなっている
という話なので、
小児矯正をしたのに、成人矯正をする羽目になったというよりは
小児矯正で抑えておいたおかげで、
成人矯正は必要だが軽症で済んだ
というのが実際のところだと思います

なので、

基本的に、小児矯正をしたから損する
ということはありませんので
ご安心ください

顎が成長中なのは何歳ぐらいまで?

個人差はありますが
7〜11歳ぐらいのどこかで、
顎の成長は9割がた終わりになります
なので、小児矯正が効果的なのは
3歳から、7-11歳までとなります

成人矯正はダメってこと?

ダメじゃないですが
歯を抜きたくない、顎を切りたくないなど
外科的な処置を希望しないのであれば
小児矯正の方が向いています
逆に、なるべく、治療期間を短くしたいのであれば
成人矯正の方が、治療期間が短くできたり、治療期間が予測しやすい
などのメリットがあります

実際に、受け口(反対咬合)は何歳から?

ベストは3歳になります
というのも、2.5歳までは、
歯並びが不安定なので、受け口(反対咬合)でも
自然に治ることが確認されています
ただ、2.5歳を過ぎて、受け口(反対咬合)の場合は、
歯並びとしては、確定している時期のため
3歳の時点で、歯並び相談を行い
受け口(反対咬合)と判定されたら
すぐに開始したほうが良いと思われます

絶対に3歳じゃないとだめ?

もちろん4歳でも良いのですが、
小児から矯正を始めるメリットを最大限得るためには
なるべく低年齢からのスタートの方が良い というのがありますので
ベストな最適開始年齢は3歳となります
3歳をすでに過ぎてしまってる場合は
なるべく早く、という感じになりますね
顎が変な方向に成長してしまってから、無理やり治すよりは
変な方向に成長する前に、正しい方向に成長させてあげられる、小児矯正を基本はおすすめしております

とはいえ

各家庭ごとに、正解は違います
今回はお口の中の歯並びのことだけを考えてお話ししていますが、
実際は、転勤があったり、本人が忙しかったり等
いろいろな要素も含めて、ベストな開始タイミングを家族で話し合う必要があると思っています

まとめ、

受け口(反対咬合)に関しては、できれば3歳
それが無理でも早めの治療開始がおすすめです
ただ、最適な開始時期は、
各ご家庭の事情によっても変わりますので、
それも含めて、近くの歯医者さんで相談してみてくださいね!

以上、参考になることがあればうれしいです

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