子供の口臭が気になるお子さんの保護者必見!原因と対策

「子供の口臭の原因はいつくかありますが、根本的な原因として、歯並びの悪いために口腔内環境を悪化させ、結果的に口臭を引き起こしているケースが多くみられます。子供の口臭の原因と歯並びの重要な関係、改善法を解説」

みなさん、こんにちは!

東京都大田区田園調布にある小児歯科・矯正歯科専門の歯科医院「ABC Dental」の院長です。

突然ですが、お子様と話している時に「お口がクサい!」と感じたことはありませんか?

最近、保護者様から子供の口臭が気になるというご相談が増えており、実際に診察や治療中に子供の口臭に気が付くことがあります。

子供の口臭の原因はいくつかありますが、根本的な原因として、歯並びが悪いために口腔内環境を悪化させ、結果的に口臭を引き起こしているケースが多くみられます。

そこで今回は、子供の口臭の原因と歯並びの重要な関係、改善法について小児歯科医が詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

▽先読み!この記事で分かること

  • 胃腸・生理的な問題と口腔内の問題がある
  • 歯並びが悪いことが根本的な要因
  • 口腔内の衛生環境が悪化しやすい
  • 定期的に歯科医院で検診とクリーニングを受けましょう

ご質問:子供の口臭がひどいです…原因は何ですか?

ご質問をいただきました。

ご質問者様:7歳の息子さんのお母様

息子の口臭について質問です。

息子が顔を近づけてしゃべると、とてつもない口臭がします。家族で食事をして、同じものを食べているのに、息子だけ強い口臭があるので気になっています。

歯並びは結構出っ歯気味なので、それも口臭と関係ありますか?歯磨きは朝と夜寝る前の2回やっていますが、忘れることも多いです。

口臭を改善する方法を教えてください。よろしくお願いします。

回答:歯並びが悪いことは口臭の原因となります

質問に回答します。

お子様の口臭にお悩みということで、最近、保護者様から同じようなご相談が多く寄せられています。

子供の口臭の原因はいくつか考えられますが、お子様の歯並びが「出っ歯(上顎前突)」である場合、口を自然に閉じるのが難しく、お口がポカンと開いて口呼吸になりがちです。

普段、お子様がテレビを見ている時やリラックスしている時の口元をチェックしてみてください。無意識のうちにお口が開いた状態になっていれば、口呼吸になっています。

人間は本来、鼻呼吸ですが、出っ歯など不正咬合の症状がある場合、鼻で呼吸できずに口呼吸となり、お口の中が乾燥して唾液の量が減りますので、洗浄作用が上手く機能されません

歯並びが悪いと、歯ブラシが細かい部分まで行き届かなかったり、磨き残しの部分が増えますので、お口の中で食べカスが残留しやすく、汚れや細菌が残り、口臭の原因となるのです。

口臭を予防するには、ブラッシングの習慣を身に付けて、歯科医院で虫歯や歯肉炎などの症状がないか定期検診を受けたり矯正治療などの適切な対処も検討されるとよいでしょう。

その他にも、毎日の食生活習慣、規則正しい生活習慣を心がけて、口腔内の衛生管理を清潔に保つことが口臭対策に繋がります。

▽子供の前歯の着色汚れはコチラ!

【子供の前歯の着色汚れ】歯並びの悪さやお口ポカンが与える影響とは? – 子ども 歯の矯正(院長ブログ)

子供の口臭の原因は?

子供の口臭の原因はいつくか考えられますが、大きく分けると2つに分けられます。

①胃腸・生理的な問題

 胃腸の問題がある場合や消化不良によって口臭を引き起こすことがあります。

②虫歯や治療した歯など、口腔内の問題

 口腔内の問題は歯ブラシでの汚れが取りきれていないケースが多いです。

みなさん、毎日歯磨きの習慣があるかと思いますが、歯並びが悪いお子様の場合、丁寧に磨こうと意識しても、歯ブラシだけでは届かない部分があり、磨き残しが出てしまうのです。

毎日歯磨きをしていても口臭があるという場合は、歯並びが悪いために、口腔内に細菌が増殖しやすい環境になっている可能性が高いです。

現代の子供たちは全体の70%に不正咬合の症状があると言われていますので、子供の口臭が気になる場合は、一度、歯科医院に歯並びと咬み合わせの状態も診てもらうとよいでしょう。

子供の口臭と歯並びの重要な関係

子供の口臭がお口からくるケースでは、歯並びが悪いことが根本的な要因になっていることが多いです。

お口からくる口臭は、口内に食べかすや細菌が残って繁殖し、臭いが発生するので、毎日きちんと歯磨きやフロスなどを使ってお口のケアをしていることが大切なポイントです。

歯がきれいに並んでいると、毎日のブラッシングがしやすく、汚れをきちんと落とすことができるので、お口の中を清潔に保つことができます。

しかし、現代の子供は何かしらの不正咬合の症状があるケースが多く、口腔内環境が悪化して口臭が発生するケースが多いです。

▽よくある子供の歯並び

  • 叢生…デコボコ、ガタガタの歯並び
  • 上顎前突(出っ歯)…上の前歯が前に傾斜している
  • 下顎前突(反対咬合・受け口)…下の前歯が前に傾斜している
  • 開咬…奥歯を噛むと、前歯にすき間ができる

上記の不正咬合の症状があると、歯ブラシが届きにくい部分が出てきますので、虫歯や歯周病のリスクも上がります。

子供の不正咬合は単に見た目の問題だけではなく、将来的に口腔内の衛生環境が悪化して、口臭が発生しやすくなるので注意が必要です。

子供の口腔環境を清潔に保つためにも、気になる方はかかりつけの歯科医院で歯並びについてご相談されることをおすすめします。

▽子供の叢生(歯のガタガタ)についてはコチラ!

【症例写真あり】子供の叢生(歯のガタガタ)を放置するとこうなります!小児歯科医が解説 – 子ども 歯の矯正(院長ブログ)

子供の口臭5つの原因と対策法

子供の口臭がお口からくるケースでは、歯並びが悪いことが根本的な要因ですが、他にも要因がありますので見ていきましょう。

①口呼吸になっている

子供の口臭の原因でよくあるのは口呼吸になっていることが挙げられます。

歯並びが悪かったり、骨格的な問題があってお口が閉じにくい場合、もしくは唇を閉じる力(口唇閉鎖力)が弱い場合に、鼻で呼吸せずに口呼吸になってしまいます。

口呼吸になると常にお口がポカンと半開きになって、唾液で細菌が洗い流されず、お口の中が乾いた状態になって菌が繁殖し、ガスのような物質が口臭を引き起こします

▽対策法

口呼吸の習慣は口腔内の細菌の増殖を引き起こして口臭を発生させるほか、免疫力の低下、歯並び悪化、顔の形にも影響を与えるので、早めに鼻呼吸に改善することが大切です。

自宅でできる対策法はガムを噛んでお口周りの筋肉を鍛えたり、就寝時に市販のテープ「鼻腔拡張テープ」を口に貼って閉じることで、鼻呼吸へ促すことができます。

当院では、シリコン製のマウスピース装置「マイオブレース」を日中の1時間と就寝時に装着し、口周りの筋肉を鍛えながら鼻呼吸に改善し、歯並びを改善する矯正治療を行っています。

自宅でできるお口のトレーニング「MFT(口腔筋機能療法)」を並行して行うことで歯並びが悪くなる悪習癖を改善し、根本的な原因にアプローチした矯正治療を実現します。

▽子供の口呼吸についてはコチラ!

子供は生まれた時は鼻呼吸!いつから口呼吸になるの?原因と改善法を解説! – 子ども 歯の矯正(院長ブログ)

②歯肉炎

歯肉炎とは歯茎が炎症を起こしている状態のことで、歯茎が赤くなって腫れたり、歯磨きをすると出血することがあります。

歯肉炎は歯周病の初期段階になりますので、お口の中の歯垢(プラーク)や歯周病菌がニオイの物質を作り出し、歯茎に炎症が起きて、口臭を生じることがあります

▽対策法

歯肉炎を予防するには、毎日丁寧にブラッシングをして、歯垢(プラーク)をしっかり落とすことが大事です。

歯肉炎は痛みがなく、本人の自覚しないまま進行するため、保護者様が仕上げ磨きの際に、歯茎が赤くなっていたり腫れていないか確認しましょう。

歯肉炎になってしまった場合は、歯科医院で診てもらい、歯石や歯垢が見られる場合はスケーラーという専用の機械を使って歯垢(プラーク)を除去してもらう必要があります。

③虫歯

子供の口臭の原因は虫歯がある可能性もあります。

乳歯や生えたばかりの永久歯は虫歯になりやすく、お口の中に虫歯菌(ミュータンス菌など)が繁殖しやすくなり、虫歯菌が発するガスによって口臭が発生します。

虫歯が進行してに進行して大きな穴が空くと、食べ物のカスなどに含まれるタンパク質を分解し、ガスのような物質が発生して口臭の原因となるのです。

▽対策法

子供の虫歯は色が付いていないことも多く、一目見ても分かりにくいので、定期的にかかりつけの歯科医師の診断を受けて、虫歯の早期発見、適切な治療を受けることが大切です。

④鼻づまり・アレルギー性鼻炎

慢性的な鼻づまり・アレルギー性鼻炎・喘息など呼吸器に関わる症状、また就寝時にいびきをかく「睡眠時無呼吸症候群」がある場合も、口呼吸となって口臭の原因になりやすいです。

▽対策法

鼻づまり・アレルギー性鼻炎は耳鼻咽喉科、喘息は呼吸器内科に診てもらい、必要に応じて適切な治療を受けましょう。炎症が落ち着くと、口臭も改善されます。

⑤胃腸や生理的な問題

胃腸の病気がある場合も、炎症や潰瘍によって口臭の原因となりますので、子供の口臭が気になったら口腔内の環境のほか、体の不調もないか考えてみましょう。

また、起床直後や空腹時、緊張時には大人も子供も口臭が強くなりますが、これは口腔内環境が良い人もある程度は自然に起こることなので、過度に心配する必要はありません。

▽対策法

胃腸や内臓など、お口の中以外の症状かもしれない…と思ったら、専門の医療機関に見てもらい、治療を受けて症状を改善することで、自然と口臭もおさまるでしょう。

寝起きや空腹時などの生理的な問題は、歯磨きをして、水分をこまめに取ることで、生理的な口臭はおさまります。

子供の口臭対策!歯科医院での定期的なチェックを

歯並びに問題がなく、毎日歯磨きの習慣が付いているお子様であっても、歯垢(プラーク)を完全に落としきることは難しいといえます。

お子様の口腔内の環境を清潔に保ち、口臭がない爽やかなお口をキープするために、半年~1年に1回ぐらいのペースで、定期的に歯科医院で検診とクリーニングをしてもらうと良いです。

歯科医院では歯のクリーニングのほか、虫歯や歯肉炎がないかチェックし、歯科衛生士による歯磨き指導も行っていますので、親子で一緒に口腔ケアを取り入れていきましょう。

▽子供の年齢別・歯のケア方法はコチラ!

【保存版】子供の年齢別!家庭での歯のケア方法を歯科医が徹底解説! – 子ども 歯の矯正(院長ブログ)

子供の歯並び相談は「ABC Dental」へお気軽にどうぞ

当院の矯正治療は歯並びが悪くなってしまう習慣や癖、姿勢、呼吸、食事のとり方などを見直して、根本的な原因から改善する「MRC矯正」を導入しております。

学校や外出先でも目立ちにくいマウスピース矯正も導入し、 抜歯の必要がなく、痛みの少ない快適な治療を提供しております。

お子様の口臭でお悩みの方、歯並びが気になる方は、お子様と一緒に大田区田園調布にある小児歯科・矯正歯科専門「ABC Dental」の無料カウンセリングをご利用くださいませ。

まとめ

子供のお口がポカンと開いていて口呼吸をしている場合、歯並びや顎の骨の成長にも影響が及ぶことがありますので、お口の症状に関することはかかりつけの小児歯科へ相談しましょう。