インビザライン(小児後期〜中高生)

インビザライン Invisalign 矯正_筋機能療法

装置の特徴と向き・不向き、治療の流れ、学校生活との両立、費用・期間、起こり得るリスクを小児専門の視点で解説。症例も掲載。

このページで分かること

対象年齢と適応の目安(Firstとの違い)

本ページのインビザラインは、小児後期〜中高生(生え替わりが進み、永久歯列への移行期〜完成期)を中心にご案内しています。インビザライン・ファースト(一期治療)成長の土台づくりを主眼とするのに対し、本ページのインビザラインは歯並びと噛み合わせの仕上げ〜整えを目的とする場面が多くなります。

向いているケースの目安

  • 目立ちにくい装置を希望し、装着時間の自己管理を家庭でサポートできる
  • 叢生(ガタガタ)や軽〜中等度の不正咬合で、段階的な歯の移動が見込める
  • 歯を動かせる自由度が高いため叢生(ガタガタ)だけではなく、軽〜中・高等度の不正咬合に非常に効果的
  • 部活・学校生活と両立させたい(取り外し式のメリットを活かしたい)
  • ワイヤー装置と違い、歯を無理のないペースで移動させることが可能なため、矯正の痛みを少なくしたい方に向いています。

向いていない/慎重に検討するケース

  • 装置の紛失・破損が頻発/装着時間の確保が困難
  • 骨格性の不調和が主体で固定装置が有利と判断される場合
  • 清掃不良が続き、虫歯・歯肉炎のリスクが高いと判断される場合
  • インビザラインファーストと同じく、適用には6歳臼歯が萌出している必要があります。

最終判断は診察・資料採得(写真・模型・必要に応じエックス線)のうえ、個別にご説明します。

装置の仕組みと特徴(ワイヤー矯正との違い)

  • 透明で目立ちにくい:学校や写真でも装置が目立ちにくいのが特長です。
  • 取り外し式:食事や清掃時に外せるため、衛生管理がしやすい反面、装着時間の自己管理が重要です。
  • 段階的な移動:3Dシミュレーションに基づき、少しずつ歯を動かします。通院は目安4〜8週ごと(個人差あり)。
  • ワイヤーとの比較:装置の可視性・清掃性に優れますが、適応や進み方は症例により異なるため、最適な方法を一緒に検討します。

治療の流れ(相談→検査→シミュレーション→装置)

  1. 初診相談:まずは電話カウンセリングで気になる点やご希望を伺います。
  2. 資料採得・診断:口腔内写真や歯列模型の記録を行います。
  3. 計画説明:治療の選択肢や装置の数・装着時間、通院頻度、リスク・費用の個別計画をご説明します。
  4. 初回装置型取り:初回の装置作成のための型取りを行い、3Dシミュレーションを作成します。
  5. 詳細な治療計画説明:3Dシミュレーション結果を一緒に見ながら細部を詰めていきます。
  6. 装置装着・使用指導:初回の装着とその練習、清掃・保管方法の確認。
  7. 通院:目安4〜8週ごとに経過を確認します。必要に応じて計画を調整したり、再度型取りを行い装置を作成したりします。

装着時間の目安や通院間隔は個人差があります。診察時に具体的にお伝えします。

基本、インビザライン系の治療の流れは同じになります。

学校生活との両立(装着時間・食事・部活)

  • 授業・部活・行事は概ね通常どおり参加できます。活動内容に応じて外す/付けるの工夫をご案内。
  • 食事中は原則外し、食後の清掃→再装着を習慣化。
  • 保管ケースを携帯し、紛失・破損時の連絡方法を家族で共有。

費用・期間の目安

治療内容により異なります。標準的な費用の目安は 費用ページ にまとめています。カード対応、医療費控除の考え方もご案内しています。

期間は1年6か月〜3年超など症例と使用時間により大きく個人差があります。診断時に目安をご説明します。

起こり得るリスク・副作用

最も違和感の少ない矯正装置とも言われていますが、やはり稀に装着初期の違和感・疼痛、装置の破損・紛失、清掃不良に伴う虫歯・歯肉炎のリスク、計画通りに進まない可能性などはあります。詳細は 小児矯正のリスク・副作用と注意点 をご確認ください。

関連症例

  • 症例:叢生|7歳9ヶ月から開始|アライナー治療(例:症例を見る

症例集(インビザライン)をもっと見る

よくある質問(FAQ)

Q. 何歳ごろから検討できますか?

A. 生え替わりが進んだ小児後期(9歳~12歳)〜中高生(13歳~18歳)中心です。適応は診察で確認します。

Q. 目立ちにくさはどの程度ですか?

A. 透明なアライナーのため、装置は比較的目立ちにくい傾向です。近距離では装着が分かる場合がありますが、矯正治療のなかでは裏側矯正に次いでかなり目立ちにくい装置です。

Q. 痛みや発音への影響は?

A. 装着初日には違和感が出ることがありますが、多くは数日で慣れます。装置自体は非常に薄い素材なため発音への影響はほとんどありません。

Q. 装着時間はどのくらい必要?

A. 個々の計画により変わります。最低でも睡眠時間も含めて12時間以上は推奨です。診察時に具体的な目安をお伝えします。

Q. 紛失・破損した場合は?

A. まずはご連絡ください。複数の装置を交換して歯を動かす装置のため、1つの装置の紛失・破損ぐらいなら治療計画にも大きく影響はありません。通常は次の番号の装置を使用していただいて問題ない計画と設計を心掛けております。


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