「反対咬合」「受け口」「しゃくれ」に関する情報まとめ

[st-kaiwa1 html_class=”wp-block-st-blocks-st-kaiwa”]

反対咬合について解説!!

[/st-kaiwa1]

概要(反対咬合とは何か?)

子供の「反対咬合」、または「受け口」「しゃくれ」とは、下の前歯が上の前歯より前に出る状態です。

遺伝的要因や後天的要因(例:口呼吸、舌の癖)が原因で起こることがあります。

この状態が長く続くと、顎の成長に影響を及ぼし、食べ物を噛むのが難しくなることもあります。特に、最近はスマホの使用による姿勢の悪化が、このような「不正咬合」の一因として考えられています。

治療方法

この問題の治療は、3〜5歳ごろから始めるのが効果的です。
治療方法としては、小児用のマウスピース矯正装置「Myobrace(マイオブレース)等」や「プレオルソ」「ムーシールド」などがよく使われます。
これらの装置は、口腔周囲筋の悪習癖を改善し、上顎の成長を促進することで治療を行います。
低年齢での治療は痛みが少なく、抜歯のリスクも低いので、おすすめである反面、装置をしっかり使用しなければ効果が得られない点には注意が必要です。

症例分析によると、3歳から治療を始めた場合、1年程度で効果が見られることが多いですが、6歳以降に始めると治療期間が長くなる傾向があります。
9歳以降になった場合は、「マウスピースのみ」での治療完結の可能性はかなり下がる傾向にありますが、本人の装置装着時間が長い場合は、治療効果が見られるケースも稀にあります。
基本的に9歳以降はマウスピースと組み合わせた別の治療方法が必要になるケースが多いです。

期間

治療期間は開始年齢や重症度によって異なりますが、
一般的には不正咬合の治療が1〜3年程度が目安であることに対して「反対咬合(受け口)」の治療は長くかかる傾向にある点には注意が必要です。
早期開始の方がマウスピースの効果が出やすいため、「反対咬合(受け口)」に関しては早めの検査で早期発見することがポイントです。
小児用マウスピース矯正装置「Myobrace(マイオブレース)等」の装着は、日中1時間程度と就寝時が推奨されます。
特に、「反対咬合(受け口)」においては、就寝時の装着は治療の成功率を高めるために非常に重要です。

費用

費用は低年齢であれば
約40万円から60万円程度で、公的医療保険の適用はありません。
詳細な費用は歯科医師や担当スタッフにご確認ください。

成人の治療は100〜150万円程度になることもあり、
重症度が高いほど費用が高くなる傾向があります。
しかし、低年齢での治療開始でも、追加治療のリスクがあることを念頭に置いておくことが大切です。

不正咬合の治療に関しては、医院ごとに方針が異なることがあります。
そのため、3件以上の歯科医院で相談を受けることをお勧めします。
これにより、最適な治療方法や費用について理解を深めることができるでしょう。

子供の受け口(反対咬合)開始はいつからがベスト?
あわせて読みたい

子供の受け口(反対咬合)(イラスト解説)
あわせて読みたい

反対咬合(受け口)は自分で治せる?(4コマ解説)
あわせて読みたい

【症例】反対咬合(受け口)|マイオブレースでの治療
あわせて読みたい

【症例】反対咬合(受け口)|マウスピース矯正による治療
あわせて読みたい

子供が笑うと下顎が出る!2つの原因と予防法について徹底解説
あわせて読みたい

舌の位置が低い子供は歯並びに影響を及ぼす?改善方法を歯科医が解説!
あわせて読みたい