小児矯正の成功は「いつ始めるか」と同じくらい、診査・診断の内容が重要です。本ページは、当院で行う「診査・診断の全体像」「資料採得の内容」を、保護者の方にもわかりやすくまとめたガイドです。
このページで分かること
診査・診断の目的:お子さまの「今」と「これから」を可視化する
- 現在の状態:歯並び・咬み合わせ・顎の成長段階・口腔機能(呼吸/舌/嚥下/姿勢)を多面的に把握します。
- 将来の見通し:成長予測と不正咬合の進行リスクを評価し、開始時期・装置選択・通院頻度を設計します。
- 共有・合意:ご家庭の希望(学校・習い事・受験時期など)を踏まえ、現実的で続けやすい計画に落とし込みます。
当院の資料採得(記録)項目
お子さまの負担を最小限にしながら、診断精度を高めるため次の資料を組み合わせます。
- 写真撮影(口腔内/顔貌)
- 3Dデジタル印象(口腔内スキャナー):型取り材を使わずに歯列を立体記録します。詳しくは 口腔内スキャナー(iTero)で型取り不要の小児矯正 をご覧ください。
- 咬合記録・機能評価:上下の噛み合わせ関係、舌・口唇の使い方、口呼吸の傾向など
診査・診断と治療フローの関係
- 初診電話カウンセリング(必須/来院不要):お困りごと・ご希望を伺い、来院予約を調整します。
→ 初診〜開始の全体は はじめての方へ|初診の流れ をご参照ください。 - 初回来院(検査):写真・3Dスキャン等の資料採得を実施します。
- 専門チームによる分析(目安:約1週間):記録をもとに治療計画を作成します。
- 機能評価・計画説明:現状の分析結果、装置の種類、装着時間、通院頻度、想定期間、費用・リスクをわかりやすくご説明します。
→ 参考:インビザライン・ファースト / 子どものインビザライン / 拡大床(床矯正) - 開始:装置の作成・装着、使い方の練習、4〜8週ごとの経過チェックを行います。
口腔内3Dスキャナー(iTeroデジタル印象)が小児に向く理由
- 型取り材が不要:嘔吐反射が強いお子さまも負担が軽く、短時間で記録可能。
- 高い再現性:微細な形状まで立体化し、装置づくりの精度向上に寄与。
詳細解説:口腔内スキャナー(iTero)で型取り不要の小児矯正
受診の流れ(予約方法)
当院の小児矯正は初診電話カウンセリング(必須/来院不要)から始まります。ご希望日時の候補をご用意のうえ、下記からお進みください。
