赤ちゃんからの歯並び対策:噛み合わせを悪くさせない5つの秘訣

「子供の歯並びが悪くなるのは遺伝だけが要因ではなく、日常の習慣や無意識のクセなどが大きく影響しますので、幼少期から予防することが大切です。子供の歯並び悪化が気になる親御様に向けて、 子供の歯並び悪化を予防する5つの対策法 についてご紹介!」

みなさん、こんにちは!

東京都大田区田園調布にある小児歯科・矯正歯科専門の歯科医院「abc dental」の院長です。

いつもブログ・Instagram(@abcdental11)・Twitter(@abc_111_)を見ていただいてありがとうございます。

お子様が成長して、ニコッと笑顔を見せるようになると、歯並び・歯列が気になる親御様は多いでしょう。

歯並びが悪い状態をそのまま放置していると、体の成長と共に歯と顎の成長が止まり、口腔機能の低下、虫歯リスク、見た目のコンプレックスなど、様々なリスクが起こり得ます。

子供の歯並びが悪くなるのは、決して遺伝だけが要因ではなく、日常の習慣や無意識のクセなどが大きく影響しますので、幼少期から予防することが大切です。

そこで今回は、子供の歯並び悪化が気になる親御様に向けて、「子供の歯並び悪化を予防する5つの対策法」についてご紹介します。ぜひ、ポイントを抑えて実践してみてください。

▽先読み!この記事で分かること

・子供の歯並び悪化は予防できる

・日常の悪い癖や習慣を見直すこと

・定期的に歯科検診を受けること

・小児矯正は成長を利用した治療が可能

ご質問:子供の歯並びが悪くならないように予防できますか?

ソファーの上で元気よく遊ぶ幸せそうな日本人の母親と子供

ご質問をいただきました。

ご質問者様:7歳の娘さんのお母様

小学1年生の娘の歯並びがデコボコしていて、前歯が斜めに生えているのが気になっています。私も主人も歯並びが悪いので、たぶん遺伝だと思いますが、さらに悪くならないか心配です。

本人はまだ気にしていませんが、もっと悪くならないように、なんとか予防したいのですが何か良い方法はありませんか?教えてください。よろしくお願いします。

回答:歯並びは予防することができます

質問に回答します。

結論から申し上げますと、お子様の歯並びが悪くならないように予防することは十分に可能です。

子供の歯並びが悪くなる原因はご両親からの遺伝的要因がありますが、遺伝だけで100%歯並びが決まるわけではなく、生まれた後の生活習慣が大きく影響することが分かっています。

つまり、ご両親の歯並びが悪くても、子供が日頃の食事の仕方や呼吸法、姿勢などに気をつけて、歯並びが悪くならないように習慣化できれば、歯並び悪化を予防することが可能です。

子供の虫歯予防と同様に、歯並びも悪化しないように予防することで、大人になった時に矯正治療の期間や費用を抑えることにも繋がります。

子供の頃に歯並びが悪くなる癖や習慣は、ちょっと気をつければすぐに改善できることばかりですのでぜひ、できることから実践していただければと思います。

子供の歯並び悪化の原因は遺伝要素だけじゃない?

子供の歯並びが悪くなってしまうのは「遺伝だから仕方ない」「自然には治らないから」と諦めている親御様もいらっしゃるかと思います。

確かに子供の歯並びは遺伝的要因が大きく、ご両親のどちらかに歯列に問題がある場合、歯の大きさ、顎の大きさなど、骨格的な特徴が似てきますので、子供の歯並びも似てくるのです。

例えば、お母様が出っ歯(上顎前突)の症状がある場合、子供に骨格が遺伝するため、上顎が下顎よりも過剰に成長する傾向にあり、同じように出っ歯になる可能性があります。

しかし、子供の歯並びは遺伝的要因だけで決定されるわけではなく、生まれた後の習慣や無意識に行っている癖など、後天的な要因も大きく影響することも知っておきたいポイントです。

普段、何気なく行っている癖や習慣によって咬み合わせが悪くなり、歯並び悪化に繋がりますので、子供のうちから悪い癖や習慣を改善して、歯並び悪化を予防することが大切です。

▽子供によくある不正咬合(歯並びや噛み合わせが悪い状態)はコチラの記事をチェック!

参考:子どもが不正咬合になる3つの原因と矯正治療について歯科医が徹底解説!

子供の歯並び悪化を予防する5つの対策法

子供の歯並び悪化を予防するには、食事や姿勢、呼吸など、普段からの心がけが大切です。

ここからは、今から実践できる「子供の歯並び悪化を予防する5つの対策法」をご紹介しましょう。

1)日常の悪い癖を治す

子供は無意識のうちに指しゃぶりをしたり、舌で歯を押し出したり、口呼吸など、咬み合わせが悪くなる癖を行っていることが多く、口周りの筋肉と顎の発達に悪影響を及ぼします。

以下の癖がある場合は、歯並び悪化に繋がりますので、早めに改善しておくことが大切です。

・3歳以降になっても指しゃぶり、おしゃぶりの癖がある

・柔らかいものばかり食べている

・食事の時によく噛まずに飲み込む

・姿勢が悪い、猫背になっている

・頬杖をつく

・うつぶせ寝をする

・爪を噛む癖がある

普段、食事中にお子様の姿勢は猫背になっていないかチェックしてみてください。足が宙ぶらりんの状態では姿勢が悪くなりますので、子供用の足を置く場所がある椅子を使いましょう。

また、現代の子供は柔らかいものばかり食べる機会が多く、硬いものを食べる機会が減り、咀嚼回数が減っていますので、口周りの筋肉や顎の発育が悪くなる傾向にあります。

歯並び悪化を予防するためにも、意識的に硬いものを取り入れて咀嚼回数を増やしたり、前歯で噛み切り、奥歯でしっかりすり潰してから飲み込む練習を取り入れていきましょう。

小学生になって、机に座って頬杖をつく癖が習慣になると、片方の顎に力が加わって顎が変形し、歯が押されて傾いていきますので、咬み合わせに影響し、歯並び悪化に繋がります。

▽子供が無意識にやっている歯並びが悪くなる7つの癖は以下の記事を要チェック!

参考:歯並びが悪くなる子供のクセ7選!歯科医が改善方法と予防策を解説 

2)上下の顎の発育バランスを促す

大人になった時にきれいな歯並びになるには、子供のうちに上下の顎のバランスが良くなるように適切な方向へ発育を促すことが大切です。

乳幼児期には赤ちゃんに母乳をあげることで、吸う力と飲み込む(嚥下)力が鍛えられて、口唇や口腔周囲筋といった口周りの筋肉が発達し、顎が大きく発達していきます。

口周りの筋肉が鍛えられると、口腔内の機能が向上することはもちろん、歯が正しい位置に生えてくるスペースを確保できるので、歯並びがきれいになる可能性が高いです。

最近は、母乳のように力を入れて吸い込む哺乳瓶なども市販されていますので、乳幼児期から上下の顎の発育バランスを促すように意識しましょう。

幼児期(1歳~小学校入学まで)には、顎と口周りの筋肉の発達を促進するために、おやつにナッツ類、りんご、梨、おせんべいなど硬いものを与えて、よく噛むことが大切です。

一口に30回噛むことを習慣にすると、お口周りの筋肉が発達して、歯並び悪化の予防になるだけでなく、唾液の分泌が促されて虫歯予防にもなりますので、一石二鳥です。

▽乳歯期の顎の成長と歯並びの関係についてはコチラの記事をどうぞ!

参考:子供の歯並び悪化の本当の原因とは?乳歯期の顎の成長にあった!

3)正しい舌の位置を覚える

舌の位置には正しい場所があるのをご存知ですか?

舌の位置が正しい場所は、上の前歯の裏側(凹んだところ)にある「スポット」という位置にあり、舌先がスポットにピッタリと吸い付くようにくっついている状態が理想的です。

最近の子供たちは食事の変化や日常の癖などが原因で舌の位置が正常な位置よりも低い状態にある「低位舌(ていいぜつ)」の症状が多く見られます。

舌の位置が下がってしまうと、口呼吸になりやすく、無意識のうちに舌で下の前歯を押してしまい、 顎の成長に影響して歯並びが悪くなるので要注意。

子供のうちから正しい舌の位置を覚えるトレーニングを行い、舌・唇・口周りの筋肉が発達することで、歯ならびの土台となる上顎の成長を促し、歯並び悪化を予防することができます。

▽正しい舌の位置をチェックしたい方はコチラの記事を御覧ください

舌の位置が低い子供は歯並びに影響を及ぼす?改善方法を歯科医が解説!
あわせて読みたい

4)口呼吸から鼻呼吸に改善する

子供がテレビを見ているときやゲームをしている時にお口がポカンと開いていたら、口呼吸になっている可能性があります。

口呼吸が習慣になると、口が開きっぱなしの状態になり、顎と舌の位置が下がって口周りの筋肉や顎骨が十分に発達せず、咬み合わせが悪くなりますので、歯並び悪化に繋がります。

口呼吸になると口腔内が乾燥するため、虫歯や歯周炎になるリスクも高まり、アレルギーを起こしやすいといった身体への健康リスクもありますので注意が必要です。

口呼吸になっているお子様はなるべく早いうちに口周りの筋肉を鍛える簡単なトレーニングを取り入れて、鼻呼吸に改善することが大切です。

▽お口ポカンと歯並びの関係はコチラの記事をどうぞ

【小児歯科医監修】お口ポカンは自然には治らない?5つの原因と対策
あわせて読みたい

5)定期的に歯科検診を受ける

乳歯が生えてきた頃から、定期的に歯科医院で検診を受けることが大切です。

乳歯は自然と抜けるから…と思ってケアをしないで放置すると、歯並びが悪くなる習慣や癖が改善されず、歯と顎の成長に悪影響を及ぼして「不正咬合」になる可能性が高くなります。

また、子供が外傷や病気などで歯を失った場合、空いたスペースに隣の歯が移動してきて不正咬合になる可能性がありますので、専門家に診てもらうことが大切です。

親御様が見た目だけで歯並びの状態を判断することは難しいと思いますので、定期的に歯科医院で歯科検診を受けるようにしましょう

子供の歯並び悪化の予防には小児矯正がおすすめ

子供の歯並びはなるべく早期に予防した方がよりきれいな歯並びに導くことができますので、5〜7歳ぐらいに小児矯正による歯列矯正治療に取り組むことをおすすめします。

小児矯正はまだ乳歯が残っていて永久歯が完全に生え揃う前(3歳〜12歳くらいまで)に行いますので、顎の発育をコントロールしながら、歯並びが良くなる土台作りが可能です。

近年、子供の歯列矯正にはマウスピースを使う症例が増えており、上下の顎の成長に合わせて治療が行われますので、根本的な歯並び改善に繋がるのがメリットです。

当院では、歯並びを悪くする悪習癖を改善するために、舌・唇、頬など、お口の周りの筋肉を強化する「口腔周囲筋肉トレーニング(MFT)」を実施しています。

子供のうちにきれいな歯並びの土台ができれば、永久歯が生え変わった後に短期間で効率的に歯列矯正しやすくなるメリットもあります。

子供の歯は大人の歯よりも動きやすく、適応能力に優れていますので痛みが少なく、身体への負担を減らして治療を受けることが可能です。

子供の歯並びのご相談は「abc dental」へお気軽にどうぞ

歯科医院の歯科検診では、虫歯や歯肉炎のチェックのほか、歯科医に歯並びや咬み合わせに異常がないか確認してもらい、将来のリスクを回避すること大切です。

当院では、乳歯時期から口腔内の状態を詳しく検査し、歯と顎の成長に問題がないか確認した上で、歯並びが悪くなる根本的な原因にアプローチする治療を行っております。

矯正治療を開始する適切な時期は患者様一人ひとりによって異なりますので、歯並びが気になる方はお子様と一緒に当院の無料カウンセリングをご利用くださいませ。

まとめ

子供の歯並びが悪くなる原因は遺伝的な要因だけでなく、日頃の習慣や無意識に行っている癖も大きな影響を与えますので、気がついた時に改善するように心がけることが大事です。

ぜひ、歯並びが悪くならないように予防に力をいれて、お口の健康を守りましょう。

東雪谷、南雪谷、雪谷大塚町、上池台、久が原、南馬込、北馬込、西馬込、東馬込、仲池上、北嶺町、東嶺町、西嶺町、池上、下丸子などのエリアからも通いやすい小児歯科医院です。