「舌で下の前歯を押している」に関する情報まとめ

概要

子どもたちの中には、無意識のうちに舌で下の前歯を押す癖を持っている場合があります。
この癖は、子どもたち自身が気づいていないことも多く、顎の成長に影響を与える可能性があります。
大人と異なり、子どもの顎はまだ成長途中で、この癖によって顎の成長方向が変わり、反対咬合や受け口の原因となることがあるため、注意が必要です。

治療方法

舌の癖を改善するための治療は、個々の子どもの状況に応じて異なります。
一般的には、矯正治療を通じて舌の位置を正しく保つ練習を行います。
これには特定の矯正器具の使用や、舌の運動療法が含まれる場合があります。
治療装置としては、小児用のマウスピース矯正装置「Myobrace(マイオブレース)等」などがよく使われます。

期間

治療期間は、子どもの年齢や舌の癖の程度、個々の反応によって異なりますが、
一般的には不正咬合の治療が1〜3年程度が目安であることに対して、舌の癖により、顎の変形まで起きてしまっている場合の治療は長くかかる傾向にあるため、注意が必要です。

費用

費用は低年齢であれば
約40万円から60万円程度で、公的医療保険の適用はありません。
詳細な費用は歯科医師や担当スタッフにご確認ください。

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